【マクロファージ】単球、ミクログリア、クッパー細胞との違い【МΦ】
やっほー!落ちこぼれ薬学生の雪野です。
今日はマクロファージの話をしたいと思います!
ロシアのイリヤ・メチニコフさんが見つけました。1908年にノーベル生理学・医学賞を受賞、ヨーグルトが体にいいと提唱したのもこの人です。ファゴサイト、マクロファージという言葉はこの人がつけたらしい。大きくて、なにかを食べる細胞なのでマクロ(大きい)ファージ(食べる)。
何を食べているかというと、微生物や死んだ細胞です。これを貪食というんですが、貪り食うってなかなか勢いのある言葉ですよね。
むしゃむしゃした後は、その食べた微生物や死細胞が何だったかをT細胞に教えてあげます。微生物や死細胞がそれぞれ持っている抗原という目印を、マクロファージの表面にある膜たんぱく質MHCが細胞表面に出すんです。これを抗原提示といいます。
サイトカインというT細胞たちを応援する情報伝達物質も出すのでどんどん同じ微生物や死細胞をやっつけていくことができるようになります。同じく貪食作用がある食細胞には好中球もいますが、短命な好中球と比べてマクロファージは長生きです。何年間も生きれるといわれます。また、炎症がなくても組織に常にいます。でも、血液中にマクロファージはいないんですね。血液中では単球と呼ばれます。組織にはいってきてからマクロファージとして活性化するんです。面白いのは、脳で活性化したらミクログリア、肝臓ならクッパー細胞、肺なら肺胞マクロファージで脾臓なら洞様血管マクロファージ、というふうに場所によってお名前が変わることです。単球、マクロファージ、ミクログリア、クッパー細胞、もとはみんな同じなんてびっくり。
ここからは雑談タイム。マクロファージは略してMΦと書いたりします。初めて見たときはあまりのかっこよさにテンション上がってノートにやたらMΦって書きまくっていました。というか今でも好きなのでいっぱい書いています。МΦМΦМΦだいしゅきなので必要以上に連呼しておきます。МΦМΦМΦМΦもう変換予測で一文字目を入れただけでМΦМΦが出るようになっちゃったわ。パソコンに気づかれちゃった、私のあふれだすМΦへの想い。みんなもたくさん使ってね。МΦ
卍みたいに流行らせたいなあ。
ではでは今日はこの辺りで。
読んでくれてありがとうね~МΦ