【コラーゲン】細胞外マトリックスのあれこれまとめてみた
ひまなので、春にやった模試の解きなおしをしていこうかなと思います。
生物系薬学Ⅱ
問、コラーゲンの構造に含まれるのはどれか。
- ラミニン
- イズロン酸
- グルクロン酸
- フィブロネクチン
- ヒドロキシプロリン
解、ヒドロキシプロリン
細胞外マトリックス成分の覚え方、思い出し方
美肌にはコラーゲンってよく聞くよね。キーワードは3って覚える。
体内の全タンパク質の30%はコラーゲンが占める。
3本のポリペプチド鎖からなる3重らせん構造。
その中に含まれる覚えといたほうがいい代表的なものは3つで、プロリン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン。この3つの思い出し方は、コラーゲンって、美肌のイメージ→みずみずしい感じ→水→プロトン(H)、ヒドロキシ(OH)→プロリン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン
- エラスチン→弾性繊維。動脈、腱、皮膚などに存在。覚え方は、エラスチン→エラがはる→弾力
ちょっと無理あるけどとりあえずエラスチン→弾と分かればテストは解けるので雰囲気さえ覚えたらノープロブレム。たぶん。
- プロテオグリカン→コラーゲンとともに細胞外マトリックスの基質を形成する。言葉を分解してみると、プロテオ→プロテインつまりタンパク質、グリカン→多糖、なので糖たんぱく質。このうち糖の部分をグルコサミノグリカンとよぶ。グルコサミノグリカンには、いろいろ種類があって、順番に5個覚える。
コンドロイチン硫酸(D-グルクロン酸+N-アセチル-D-ガラクトサミン)n→軟骨
デルマタン硫酸(イズロン酸またはD-グルクロン酸+N-アセチル-D-ガラクトサミン)n
へパラン硫酸(D-グルクロン酸+D-グルコサミン)n→基底膜
ケラタン硫酸(D-ガラクトース+N-アセチル-D-グルコサミン)n→軟骨・骨・角膜
ヒアルロン酸(D-グルクロン酸+N-アセチル-D-グルコサミン)n
がある。
これのやっかいなところは構成糖を覚えることだと思うんだけど、とりあえず順番に5個覚えて、アミノ糖は上の二個はガラクトサミンしたの3つはグルコサミンで、そのうち両方のラストの2個目と4、5個目はN-アセチル化している。もう一方は、一個飛ばしで1,3,5個目はグルクロン酸で、その間はイズロン酸かグルクロン酸、4個目はガラクトースって覚えました。はい、丸暗記です。順番忘れたら思い出せないので終わります。覚えやすい理屈とか語呂合わせとか、いい覚え方無いかな~
このうち、ヒアルロン酸→プロテオグリカンと複合体を形成する。皮膚、腱、筋肉などに存在
- フィブロネクチン、ラミニン→細胞外マトリクス成分や細胞膜の接着分子と結合する接着性タンパク質。くっつけるやつ。
フィブロネクチンは2本の似ているポリペプチド鎖がジスルフィド結合で会合した2量体。細胞との結合部位には、Arg-Gly-Aspを含むRGD配列があり、α5β1インテグリンによって認識される。
ラミニンは十字架みたいな形してる。Ⅳ型コラーゲンやプロテオグリカンとともに基底膜の主要成分。
今日はこの辺りで。
最後まで見てくださりありがとうございました。
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