【読書感想】すっと心が軽くなる。SNS社会の人間関係にモヤモヤ疲れたら「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」
こんにちは。雪野です。
2018年7月初版発行の話題作「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」を読んだので感想レビューを書いていきます。
当時はテレビでも紹介されていたし、書店で平積みされていてずっと気になっていたんですよね。3年越しに読めました。
構成は右のページに擬人化ネコちゃんの四コマ漫画、左のページに解説文というシンプルな作りですいすい読めます。
Jamさんのマンガと文でメッセージがすっと心に届いてきます。
ちょっと肩の力が抜けて、ああこうやって生きてもいいんだって肯定してくれるような本です。ちなみに精神科医の名越康文さんが監修されています。
私がああなるほど、と思ったのは「目標は目に見える高さからでいい」という言葉。よく小さな目標を立てて、毎日それを達成しなさいと受験勉強をしていたころに聞かされてきたけど、まさにこのことだなあと。受験勉強に限らず、周りの人と比べて「なんで私だけこんなに要領が悪いんだろう」と落ち込むことが良くあります。今の生活で言えばアルバイトの仕事の出来とか、学校の実験のやり方とかテストの結果についてとか。でも、それで落ち込むのは自分を過大評価していることも一因なんですよね。そこに届くだけの実力がなかったり努力が足りなかったり、なのにさも自分に能力があったように錯覚してしまうし、がんばったのにダメだったなあとおもってしまう。周りの憧れの人たちよりできないのは当たり前かもしれない。生まれ持った性質も、今までの人生経験の積み重ねも、努力の量も、人それぞれだから。だから今の自分を受け止めて、落ち込むだけじゃなくてちゃんと正しく見つめて、試行錯誤しながら自分がすべきことを一つずつやっていくことが大切なんだなと思います。
今日はこの辺りで。
読んでくださってありがとうございました!